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御嵩小の教育
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 本校の教育目標は「のびよう きたえよう せいいっぱい」です。学び合い、みがき合い、高め合う(思い合い)ことのできる子どもをめざしています。そして、生涯にわたって自らの歯や口の健康に関心を持ち、自ら実践していく力をつけることを歯科保健指導に位置付けています。

 

【学校歯科保健活動の重点】

 

 

歯科保健活動を進める上で、次の2点を重点としました。

 

 

1.生涯にわたって歯と口の健康を維持向上させる資質や能力の基礎を育てる

 

  •  「1日3回3分間」「歯並びに合った磨き方」など、歯と口の健康に関わる取組が児童一人一人の自慢と誇りとなり、伝統を伝え高める児童を育みます。 

 

2.より一層の連携を図り、広がりのある指導を施す

 

  •  歯科校医による指導と研修から教師の指導力の向上を図るとともに大規模校での歯科医保健指導の在り方を明確にし一般化を図る。また、保幼小との連携小中の連携、家庭との連携により実践力の向上を図るとともに町ぐるみで歯と口の健康を維持向上させる取組を行います。
     

 【歯や口の健康に関心をもち自ら実践る力をつけるための6つの取組

 

 1.歯磨きスキル指導等の取組

 

 自ら実践する力をつけるためには、歯みがきスキルの向上が欠かせません。そこで、「学年別歯みがきスキル」を掲げ、学年の発達段階とその年齢層における歯の特性をを考慮した確かな技術指導がを行いました。技術指導と学級活動、日常活動の歯みがき指導を関連させ、指導を進めていくことで、歯を大切にし、命を大切にする子どもへと成長します。

 

 

学年別歯みがきスキル

  • 1年  王様磨き(奥歯30回)
  • 2年  前歯の3面磨き
  • 3年  前歯の内側 かかと磨き
  • 4年  でこぼこ ぴかぴか磨き
  • 5年  歯と歯肉の境目を丁寧に
  • 6年  めざせ 100%磨き

 

 
 

 スキルアップ:RDテスト

 スキルアップの教育活動の一つである学級活動では、RDテスト活動として、むし歯のできるしくみと生活習慣の見直しについて学習しました。科学的な目を育て、自ら生活を律することのできる、人間性豊かな子どもの育成をめざしました。

 

幼少期から老年期まで見据えて

 スキル指導や教育活動は、幼少期から老年期を見据え、自ら歯と口の健康を意識・管理できる子どもの育成を、長い目でとらえ、計画的にそして地道に指導しています。幼少期から、入学期、小学生・中学生と段階を経て学習を展開しています。広がりということで、特に、本年度は中学校との連携を図り、8月25日向陽中学校との小中連携学力向上推進会議、体づくり部会において、中学校側に小学校の歯の取組を発表し協力を求めました。

 

 

 

 

 

 

 2.歯科衛生士との連携による取組

 

 6月と11月は歯の健康強化週間として、全校22学級、御嵩町の歯科衛生士によるTT指導を行っています。児童数が多いため児童への歯科保健指導には、担任、歯科衛生士、養護教諭の連携が必要です。教職員の歯科保健スキル向上のために、歯科校医、歯科衛生士による事前研修会を定期的に行っています。

 

歯科衛生士とのTT指導

 1年生では「王様みがき」5年生では「工夫みがき」を学んでいます。歯科衛生士は、特に技術面から指導をします。担任は一人一人の学校生活や家庭生活の実態に応じた個別指導と板書や発問・指示などの全体指導を行っています。
 

ブラッシング指導と歯磨きテスト

 年3回のカラーテストを実施しています。町歯科衛生士によるカラーテストとブラッシング指導を、1年生から5年生までは年2回、6年生は4回行うとともに、RDテストを19年度から導入しています。

 また、自分の歯並びと染め出しの結果を記録し、自分の歯の汚れ方やみがき残しなどを確認します。このような確認作業を通して自分の歯並びにあった歯みがきの仕方を学びます。

   

 

 

3.栄養職員との連携による取組

 

 栄養職員の立場で子ども達へ食育指導を実施しています。平成14年度より、学年ごとにテーマを決めて担任とチームティーチングで指導を進めています。

 

学級担任とのTT指導

 2年生の「好き嫌いしないで食べよう」の授業では、歯科保健と生活習慣病を関連づけた指導をしました。
 また、子ども達へ毎月18日のいい歯の日には、歯によい「かみかみ献立」の給食を出し、給食時間には、放送委員の児童を通して噛むことのよさについて説明しています。このように栄養職員が関わって行う指導と、担任が給食時間に行う指導などから子ども達が自分の生活をよりよくしてくれることを願っています。
 

   

4.児童活動による取組

 

 

児童集会での啓発

 本校では、6月を歯みがき強化実施期間とし、全校児童集会の場で、児童会保健委員会は「アンパンマンとはみがきマン」という創作劇を発表し、家庭でも歯みがきが  実践できるよう啓発活動を行いました。
 

年長園児への啓発

 児童集会での活動を生かし、御嵩小学校に次年度入学する年長園児を対象として「アンパンマンとはみがきマン」の講演を保育園で行いました。
 

児童保健委員会の専門性

 児童会保健委員会の活動と歯科校医との連携として、委員会の時間に、児童会保健委員会児童に対して、歯科校医よりレクチャーをうけ【歯の模型作り】を行いました。11月8日に、完成した歯の模型を使って下級生に指導する計画です。
 

伝統を伝えるペアー磨き

 歯の御嵩小学校は、学校の伝統でもあり誇りでもあります。卒業を間近に控えた6年生は、伝統と誇りを下級生に伝えるために、「ペア-みがき」に取り組みます。1年生に王様みがきを指導する6年生は、王様に扮しました。
 

   

5.PTAとの連携による取組

 

 

歯によい食事を作ってみよう

 PTA健康安全委員会の事業として継続的に取り組んでいる「歯によい食事を作ってみよう」をテーマとした講演会・研修会です。本年度はごはんシラスピザ、ごませんべいなど5品目を作りました。カルシウムの多い料理とよく噛んで食べる料理を集めて実習を行いました。

親子はみがきカレンダー

 歯みがきカレンダーです。PTA健康安全委員会が作成した「家族歯みがきカレンダー」に、夏休み、全家庭で取り組んでいます。
 

歯と口の健康標語

 歯と口の健康に対する意識を高めるために、親子で作る「歯と口の健康に関する標語」を募集しました。「じょうぶな歯 食べる楽しさ プレゼント」「御嵩の子 ニコニコ笑顔 きれいな歯」など全校で327点の応募があり、入選作品を校内に掲示しています。特に、ワークスペース、手洗い場の洗口の場所に標語を掲げ一層の意識化を図っています。

   

6.学校歯科医との連携による取組

 

歯科医師等による職員研修

 歯科医師による職員研修を年4回、衛生士と担任の  共同研修会を継続して実施している。また、養護教諭及び保健主事は、歯科校医の診療所で実地研修を行い、 職員個別研修(養護教諭研修) 最新の指導法を学んでいる。

 

歯の健康相談

 年1回むし歯の多 い児童とその父母を 対象とした保健学習 会を行っている。例年2月に開催さ れ歯科校医、歯科衛 生士が講師を務めて いる。歯を題材に使い生活、親子歯の健康相談、親子歯の健康相談での指導習慣の改善、食生活の改善等についても指導を行うもので、最後は親子で歯磨きを行い、親子 のふれあいの場としても好評である。

保護者向け「フッ化物の応用研修」

 薬品を扱うフッ化物洗口は、保護者・児童にとって 不安もある。そこで、保護者を対象とした「フッ化物 の応用研修」を行い、フッ化物洗口の安全性と有効性 を説明し理解を求めた。平成20年度は学校歯科医が 講師を務め、21年度は、歯科衛生士と養護教諭が研 修を進めた。22年度は、保護者の理解を得て、保護 者と児童が実際にフッ素洗口を行った。このような地 道な研修を行うことにより、児童の歯と口腔の健康を 保つことができます。

   

 【学校歯科保健活動の流れ】

 

【成果】

 

1.生涯にわたって歯と口の健康を維持向上させる資質や能力の基礎を育てる取組

 

 誇りと伝統という意識を大切にした歯科衛生教育を施したことから歯と口の健康に関わり、自分や学校を誇りとする児童が増えました。また、伝統をさらに発展させようとする動きが児童会活動や学級活動に姿として現れました。
 生涯教育という観点に立ち、幼少期から老年期を見据えた保健教育の実践を行った結果、「点」としての歯科衛生教育から「線」あるいは「面」としての歯科衛生教育を行うことができました。
 歯科衛生教育と食育との関連を踏まえた栄養指導を行うことにより、食事への関心が高まり、ひいては食育に関わる家庭の教育力が高まりました。

 

 

2.より一層の連携を図り、広がりのある指導を施す

 

 関係諸機関との連携や校内研修、歯科保健指導の位置付けなど、大規模校での指導の在り方を明確にし、一般化を図ることで他の学校(可茂地区小学校、東濃地区小学校)に発信することができました。
 児童が前面に出て保育園との連携を図ることができました。また、PTA健康安全委員会が中心となり、保護者が前面に出て標語作成などの啓発活動を行うことができました。歯と口の健康に関わる健康づくりに児童はもとより園児や保護者を巻き込むことができました。 
   

 

 


 ※DMF指数とは:過去に虫歯になったことがあるかどうかを数値で表したもので、数値が高いほど虫歯が多いことになります。(一人平均のDMF歯数を表しています)DMFは『虫歯を治療していない歯(Decayed teeth)』、『虫歯で抜いてしまった歯 (Missing teeth because of caries)』、『虫歯を治した歯(Filled teeth)』の略です。

 

 

受賞の記録

  • 平成 7年度  歯の優良学校 大規模校の部 優良校   
  • 平成16年度 歯の優良学校 大規模校の部 県1位

     全日本学校歯科保健優良校

  • 平成17年度 歯の優良学校 大規模校の部 特選校 

     全日本学校歯科保健優良校

  • 平成18年度 歯の優良学校 大規模校の部 特選校
  • 平成19年度 歯の優良学校 大規模校の部 特選校(3年連続)
  • 平成20年度 歯の優良学校 大規模校の部 県1位
  • 平成21年度  歯の優良学校 大規模校の部 県1位

     全日本学校歯科保健優良校
     【日本学校歯科医会 会長賞】

  • 平成22年度  歯の優良学校 大規模校の部 県1位     全日本学校歯科保健優良校
                 【日本学校歯科医師会 会長賞】                    
  • 平成23年度     第50回 全日本  学校歯科保健   優良校                   【文部科学大臣賞】              全国1位                                                                             
  • 平成24年度 歯の優良校 大規模校の部 特選校(2年連続) 
  • 平成25年度 歯の優良校 大規模校の部 特選校(3年連続)
  • 平成26年度  歯の優良校   歯科保健推進校 (以後7年間)
  • 令和3年度  歯の優良校     歯科保健先進校  (以後3年間)                                                   
  •  

     

    【課題】

    • 大規模校での指導のさらなる継続と、一般化を図ることにより、どこの大規模校でも取り組めるようにしていくことが課題です。
    • 歯磨きと生活習慣病を関連づけた家庭・地域・保幼小中との連携の在り方、歯科衛生指 導と食育を関連づけた連携の在り方をさらに探って行くことが課題です。

     

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